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入院通院慰謝料とは?計算方法や金額など知っておくべき6項目

  1. 入院・通院慰謝料(傷害慰謝料)と後遺障害慰謝料の違い
  2. 入院慰謝料・通院慰謝料の種類
  3. 自賠責保険、慰謝料基準・計算方法
  4. 任意保険、慰謝料基準
  5. 弁護士基準、慰謝料基準・計算方法
  6. 正当な入通院慰謝料を獲得するには

1 入院・通院慰謝料(傷害慰謝料)と後遺障害慰謝料の違い

交通事故の「ケガそのもの」に対する慰謝料を「入通院慰謝料」といいます。
これが入院・通院に対する慰謝料です。
この二つの慰謝料は、その名の通り入院に対する慰謝料と通院に対する慰謝料として計算されます。
別に「傷害慰謝料」ともいいます。

入通院慰謝料は、症状固定前のケガに対する慰謝料です。

「ケガが残ってしまった後遺症」分の慰謝料は「後遺障害慰謝料」といって別に計算します。

入院も通院もしなかった場合は、なかなか慰謝料が支払われることはまれです。
したがって事故にあった場合は、必ず医師の診察を受けましょう。

2 入院慰謝料・通院慰謝料・種類

入院慰謝料・通院慰謝料といっても実は3つの種類があります。
自賠責保険の基準、任意保険の基準、弁護士の基準です。
実際に事故にあってもこの3つの種類を知らないまま示談してしまう方が大半ではないでしょうか。
保険会社の提示よりも、弁護士が入って弁護士基準の慰謝料で示談することで正当な慰謝料を受け取れます。

では3つの種類を見てみましょう。

3 自賠責保険における慰謝料計算方法

自賠責保険の入通院慰謝料は定額で決まっています。
また計算方法も決まっています。
これはこちらのサイトで確認できます。

該当部分を見てみると、次のとおり書いてあります。

(1) 慰謝料は、1日につき4,200円とする。
(2) 慰謝料の対象となる日数は、被害者の傷害の態様、実治療日数その他を勘案して、治療期間の範囲内とする。
(3) 妊婦が胎児を死産又は流産した場合は、上記のほかに慰謝料を認める

ただし、このままでは何だかあいまいで分からないと思います。
そこで実際の計算方法を下記にまとめてみました。

① 4200円/一日あたり

これは、入通院の一日あたりの金額ですので簡単です。

② 日数の計算方法

入通院の日数については2通りの計算方法があります。

一 入院日数+通院期間
二 (入院日数+実通院日数)×2

ここでいう通院期間とは、通院を開始した日から治療を終了した日(症状固定日)までの日数です。
実通院日数とは、実際に医療機関に行った日にちのことです。
上記の一か二の方法で計算した日数のうち、少ないものが計算の基礎となる日数です。

4 任意保険における慰謝料基準

任意保険における慰謝料基準とは、各任意保険会社内で決められた基準です。
これは各保険会社によってばらばらで、しかも公表されていません。
したがって、実際には被害者に提示されて初めて明らかになるものといえます。

ただ、当事務所の経験上、交通事故の被害者に提示される金額はかなり低く抑えられているという印象があります。
一応自賠責を上回る提示をしておき、「これでも自賠責よりは高めに算定しました」といって示談を迫ることが多いように思います。
これに対抗するにはやはり弁護士が介入し、裁判を前提にして弁護士基準での示談を迫るしかありません。

5 弁護士基準による慰謝料基準

これは実際の裁判例を基に相場が形成された基準です。
ただし、「基準」といっても法律で決まっているわけではありませんし、事案毎に違いがあります。
したがってあくまでも「目安」程度だと思っていただければいいと思います。
しかし、「目安」であっても任意保険会社の基準よりははるかにましなものとなっています。

実際の基準や計算方法をまとめてみました。

入通院慰謝料表(傷害慰謝料表)

6 正当な入通院慰謝料を獲得するには

このように、入通院慰謝料だけでも基準によってかなりの違いがあることが分かります。
保険会社に対抗し正当な慰謝料を獲得するには、やはり裁判を前提にしなければなりません。
それには正確な事実の把握と法律的な知識を得る必要があります。

また、入通院慰謝料だけでなく、逸失利益や後遺症慰謝料などもかなり金額の大きいものです。
こういったものについても3つの基準というのが存在しているため、こちらも知っておく必要があるかと思います。

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