交通事故弁護士 > 交通事故にあった弁護士の体験談

交通事故にあった弁護士の体験談

  1. 交通事故の状況
  2. 手術や入院生活について
  3. 交通事故の示談について
  4. 未来へのステップ

1 交通事故の状況

あれは、私が大学生の夏でしたから、今から20年も前のことになります。

私はまだ運転免許を取ったばかりで、運転に慣れるために原付バイクに乗って夜の京都の町を走っていました。観光地でもある嵐山の近くの交差点で、信号が青になり、発進して交差点を進行しようとしました。
すると、いきなり自動車が突っ込んできました。
自動車をよけようとハンドルを切りましたが、後部に自動車があたり、私はバイクと共に吹っ飛んだのです。立ち上がりはしたものの、顔からはだらだら血が流れていたのを覚えています。

2 手術や入院生活について

その後、2週間ほど京都で入院生活を送りました。
ケガは、顔面を40針ほど縫いました。20年たった今でも、顔には40針も傷を縫った交通事故のあとが残っています。また、手の親指の骨がずれて曲がらなくなってしまったもの、肩の打撲、そして足の捻挫もありました。

交通事故の記憶ですが、

とにかく痛かった

という印象です。
顔面を縫う際、麻酔はかかっていたものの、それでも針が皮膚を貫通する際は激痛が走りました。
糸が皮膚を通っていく「つつつ・・」という感覚などは今でもよく覚えています。
お医者さんに「痛いです・・・」といってはみたものの、「男なんだからがまんせい」と一喝されてしまいました(そういう時代でした)。

手術後の入院期間中も、表情を少しでも変えると傷がひっぱられて激痛が走るので、テレビを見て笑うこともできませんでした。昼の「笑っていいとも!」をあんなに笑って見てたんだ、と痛みと共に実感しました。

手にも今でも黒く縫ったあとが残っています。

3 交通事故の示談について

交通事故後の保険会社との交渉については、まだ未成年だったということもあり私自身はほとんどやっていません。ただ、それほど多くの保険金が入ったという記憶はありません。
しかし今、弁護士になってから振り返ってみると、結構な障害だったことが分かります。

・顔のケガ
 →9級16号(外貌に相当程度の醜状を残すもの)
・手の指のケガ
 →10級7号(1手のおや指又はおや指以外の2の手指の用を廃したもの)
・肩のケガ
 →12級13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)
・足のケガ
 →14級9号(局部に神経症状を残すもの)

まず、顔のケガですが、私の右目の横には、今でも10センチ近い傷痕が残っていますし、唇の上にも3センチぐらいの傷痕がありますので、9級16号は認められたのではないかと思います。
親指は、半年経ってもほとんど曲げることができなかったと記憶していますので、10級7号の可能性があります。
また、肩のケガは、事故後半年経っても上に上げるのがつらかったので、もしレントゲン写真などで異常が見つかれば12級13号の可能性がありました。
さらに、足のケガも、半年経っても痛みが消えませんでしたので、14級9号の可能性がありました。

これだけ取れれば、もしかすると併合8級程度の後遺障害等級が取れていたかもしれません。
もし8級が取れていれば、自賠責の基準だけで819万円の後遺障害保険金が支払われることになります。また、裁判基準で行けば、後遺障害慰謝料だけで約800万円以上が支払われた可能性があります。さらに、逸失利益でいけば、約2000万円が支払われた可能性があるのです。
その他も含め、

合計では3000万円程度の保険金

が下りた可能性があります。

4 未来へのステップ

しかし、私は若さもあったと思うのですが、「これぐらいの傷は何ともない!」という感じで、退院後は病院にもほとんど行かず、やせ我慢をして過ごしたのです。保険会社にも、ほとんど何も言わずサインをした記憶があります。もちろん弁護士に頼めば保険金が上がるなど、想像もしませんでした。
ずいぶんもったいなかったですね。

身体の被害、心の被害というものは、決してお金だけでは解決しません。私も、いくらお金をもらっても、わざわざ交通事故に遭おうとは到底思わないです。

でも保険金については、もっと別の解決方法があったのではないか、と悔やまれます。
当時は、「事故にあったのは、自分が夜中にうろうろしていたからだ」という思いがありました。加害者に対するというより、なぜ自分はあそこを通ってしまったのだろう、という自責の念にかられてたのです。

しかし、それと交通事故の保険金とは別問題だと切り離して考えることができたら、と今では思います。保険を掛けていたのだから、正当な保険金を請求することは当然の権利です。

弁護士に依頼すれば、かなりの部分を任せることができます。一度の相談が大きな力になります。
われわれは、交通事故被害者の立場に立った弁護士として、保険会社と交渉しています。

過去は変えられませんが、未来は今の行動で変えられるものだと思っています。
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私の交通事故体験談

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弁護士の中原敏雄です。

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