腰椎圧迫骨折と鎖骨骨折で併合7級、賠償金を2200万円も増額できた事例

併合7級に後遺障害等級認定された事故・ケガの状況

埼玉県在住のTさん(51歳、女性)は自転車で横断歩道を横断中、よそ見運転をしていたトラックにはね飛ばされました。Tさんははね飛ばされた衝撃で地面に左肩を強打しました。救急車に乗るまで少し時間がかかったため、激痛を抱えたまま道路わきに横たわっていたといいます。その後Tさんは救急車で病院に運ばれました。病院ではデジタルX-P・CTスキャンなどの検査も行われ、医師による診断名は下記のとおりでした。

  • 腰椎椎体圧迫骨折
  • 右鎖骨遠位端骨折
  • 頚椎捻挫
  • 顔面・四肢打撲擦過創

腰椎骨折・鎖骨骨折が重大な後遺障害となった

Tさんの骨折については、治療後の経過があまり思わしくありませんでした。Tさんは事故により約40日入院したのち通院治療が約1年間に及びました。Tさんは治療を続けていくうち保険会社とのやり取りに疲れ果てたといいます。保険会社の担当者の対応があまりに悪かったからです。

またなかなか治らない自分の体についても大きな不安を持ちました。そこで今後の見通しについて知りたい、また保険会社との交渉を任せたい、ということでアズール法律事務所にお越しいただきました。

弁護士のアドバイスのもと、正確な診断書を作成して申請へ

アズールが介入後、保険会社の担当者との交渉が始まりました。Tさんがおっしゃるとおりこの担当者は非常に態度も悪く、しかもほとんどの支払いを拒否するというとんでもない人物でした。当初は交渉も難航したものの、粘り強く交渉を続けた結果、少しずつですが保険金も支払われるようになっていきました。通院が終わり、弁護士のアドバイスの元、正確な診断書を得て等級申請を被害者請求にて行いました。

申請の結果、Tさんには下記の通り認定されました。

8級2号(脊柱に運動障害を残すもの)

腰椎圧迫骨折後の脊柱の運動障害については、腰椎の可動域は若干2分の1を上回っていたものの参考運動について2分の1に制限されていたため認定されました。

12級6号(1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの)

肩関節については可動域が健康な左側に比べて4分の3に制限されていたため認定されました。

Tさんには上記2つのの等級を併せて、併合7級が認定されることになりました。ここから実際の金額面での示談交渉が始まります。

7級相当の正当な逸失利益・慰謝料の獲得交渉

相手方保険会社の対応は、示談段階になってもひどいものでした。保険会社から最初に提示されたのは、後遺障害等級併合7級について支払われる自賠責保険の1051万円だけでした。これは7級について支払われる最低限の金額です。到底納得できるものではありませんでした。当初の交渉過程からすれば、長期の裁判も予想されました。

しかしTさんの事故当時の状況と現在の状況などを書面によって立証し、ポイントをついた主張と粘り強い交渉を繰り返すことにより、保険会社も主張を弱め、正当な逸失利益と慰謝料が支払われることになったのです。結果、当事務所の介入により、Tさんに支払われる保険金は約2200万円も増額されることにななりました。

併合7級の逸失利益・慰謝料(アズール介入後)

項目 賠償額
治療費 294万2000円
入院雑費 5万4000円
その他雑費 10万8000円
交通費 16万7000円
文書料 1万5000円
休業補償 129万円
入通院慰謝料 179万3000円
逸失利益 1867万8000円
後遺障害慰謝料 1000万円
合計 3504万7000円
 

正当な逸失利益を獲得するには?

併合7級(今回では8級2号)では、変形のみということで逸失利益が非常に大きな問題になります。ひどい時には逸失利益がゼロと保険会社から主張されることもあります。

しかし、被害者の方の状況について有利な点を丹念に拾っていけば正当な逸失利益を獲得することは可能です。どのようなポイントでこれらを拾っていくのか、そこがプロの交通事故弁護士の腕の見せどころでもあります。また、示談交渉になっても交通事故には3つの基準というものがあり、弁護士が介入しないとなかなか金額が上がりません。

一度は交通事故専門の弁護士にご相談されてください。そうすればきっと別の未来が見えてくると思います。