併合11級(鎖骨変形・上肢機能障害)で賠償金を約100倍に増額した事例

事故で鎖骨と肩に後遺症が残った方の賠償金増額事例をご紹介します。弁護士が示談交渉に入ることで保険会社の最終支払額はなんと100倍に増額されました。

併合11級が認められた交通事故の状況

長野県在住のEさん(45歳、主婦)は、自転車で車道を走行中に突然右方向からやってきたバイクにはね飛ばされました。左肩を強打したEさんは、すぐさま救急車で病院に運ばれました。病院ではレントゲン・CTスキャンなどの検査が行われ、医師による診断は次のとおりでした。

  • 左鎖骨骨折
  • 左肩関節打撲
  • 左肩関節捻挫
  • 頭部打撲
  • 頚部挫傷

弁護士のアドバイスにより後遺障害等級併合11級に認定されるまで

Eさんにご依頼いただいたのは、ご自身の治療がちょうど終了するころでした。ご持参いただいた後遺障害診断書には、以下のような症状が記載されていました。

  • 左鎖骨骨折
  • 偽関節
  • 左肩関節拘縮(こうしゅく)
  • 頭部打撲
  • 頚部挫傷

実際にお会いして患部を確認したところ、鎖骨に変形があることが分かりました。鎖骨とは、首もとに浮き出ている左右2つ骨のことをいいます。この鎖骨の変形については、変形が分かるように写真を撮影することにしました。

また、肩関節の拘縮(こうしゅく)のせいで、肩の可動域が以前より狭まっていることが分かりました。そこで肩の可動域制限については、別途主治医の先生に面会し、検査をしていただくようお願いしました。

その結果、鎖骨の変形で12級5号が、左肩関節の機能障害として12級6号が、この二つを併せて併合11級が無事認定となりました。

過失割合とは?過失割合を有利にするには?

この結果を保険会社に伝えたところ、提示案の内容は驚くべきものでした。なんと、最終支払額が8万円だというのです。原因は過失割合にありました。相手は、過失割合が50%あると主張してきたのです。

過失割合とは、発生した交通事故に対する責任(不注意)のお互いの割合のことです。保険会社は、支払額を低くするために、被害者に対し高い過失割合を提示してくることが多いのです。

そこでアズールでは、警察と交渉し、もう一度Eさんの立会で実況見分を行ってもらうことにしました。実況見分とは、事故状況を警察官が調べ、その詳細な内容を書面にすることを言います。

100倍の増額に成功するまで

新たに実況見分を行いEさんの主張に沿った内容の調書を作成してもらった我々は、本腰を入れて保険会社との交渉を開始しました。

過失割合については、保険会社はなかなか主張を曲げようとしません。そのため交渉は長引きましたが、新たな実況見分調書をもとに粘り強く交渉を続けた結果、過失割合を50%から15%に減らすことに成功しました。

また、慰謝料と逸失利益についても、大幅な増額を達成し、結果として約800万円で示談することとなりました。

項目 相手方の提示案 最終獲得額
治療費 250万円 250万円
入院雑費 5万6800円 5万6800円
その他雑費 2万9000円 2万9000円
交通費 11万2520円 11万2520円
文書料 2万520円 2万520円
休業補償 58万8900円 58万8900円
入通院慰謝料 84万8600円 103万円
逸失利益 394万1320円 680万円
後遺障害慰謝料 135万円 420万円
小計 944万7660円 1533万7740円
過失相殺額 472万3830円 230万661円
既払額 464万3830円 464万3830円
最終支払額 8万円 839万3249円

弁護士に依頼するメリットとは

Eさんはご自身の損害に見合った正当な賠償金を獲得することができました。アズールでは、今回のように粘り強い交渉と資料を精査することで、上位等級の獲得や正当な賠償金を獲得することが十分可能です。

当事務所では、後遺障害の等級申請から、保険会社との示談交渉までフルサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。