12級5号に後遺障害等級認定、鎖骨変形障害の慰謝料・逸失利益

交通事故の後遺症で鎖骨等に変形が残った場合には12級5号の後遺障害等級に認定されます。その場合に慰謝料や逸失利益などの保険金はどのくらい支払われるのか、実例に沿って解説します。

12級5号に後遺障害等級認定された事故・ケガの状況

埼玉県在住のSさん(39歳、男性)は、自転車で信号待ちのところを自動車に突っ込まれました。Sさんは直ちに救急車で搬送され医師の治療を受けられました。診断名は

  • 左鎖骨脱臼
  • 顔面挫創
  • 左膝捻挫等

でした。

後遺障害等級12級5号認定前の慰謝料等の不安

長期間の治療にもかかわらず、Sさんには左鎖骨に変形障害が残りました。Sさんは、治療が終了する間際(症状固定の直前)にこれからの慰謝料などの示談交渉に不安を持ち、適正な後遺障害等級認定を受けるにはどうすればよいか、また示談交渉をどうやって進めればよいか、相談の結果、ご依頼されました。

鎖骨変形障害の問題点~逸失利益

Sさんは、医師との関係が良好だったため、当事務所のアドバイスにより的確な診断書を得ることができました。当事務所による被害者請求の結果、Sさんには後遺障害等級12級5号が認定されました。
等級認定後の交渉にあたっての問題点が、12級5号における逸失利益です。

12級5号は鎖骨・胸骨・肋骨・肩甲骨又は骨盤骨に著しい変形を残すものについて後遺障害と認めるものです。ここでいつも問題となるのが逸失利益、つまり将来の収入減収に対する補償です。保険会社の言いぐさとしては、「骨が変形しても仕事には影響しないですよね?」というのが定番となっているのです。

交通事故弁護士による交渉経過と結果

これは外貌醜状(顔の傷跡など)のときにもよく主張されるいいわけです。この保険会社のいいわけをそのままのめば、自賠責の慰謝料224万円が支払われ、示談終了となります。

しかし当事務所のポイントをついた主張と粘り強い交渉により保険会社も主張を弱め、逸失利益が支払われることになりました。結論として、当事務所の介入により、Sさんに支払われる保険金は約800万円も増額されることになりました。

正当な慰謝料を獲得するには?

12級5号では、変形のみということで逸失利益が争われることが多いです。
ただ、変形障害が残るということは、もともと事故により大きな外力がかかったことが多く、その他の後遺症が残っていることがよくあります。例えば神経症状や機能障害、可動域制限などです。

診断書や症状などからこれらの点を丹念に拾っていくことがきちんとした慰謝料・賠償を受け取るための第一歩となります。どのようなポイントでこれらを拾っていくのか、そこがプロの交通事故弁護士の腕の見せどころです。

実際に後遺障害の被害者請求をしてみれば分かることですが、どこがポイントなのかは一度もやったことのない方にはなかなかわかりずらいところです。

また、示談交渉になっても交通事故には3つの基準というものがあり、弁護士が介入しないとなかなか金額が上がりません。

等級が認められた、または現在保険会社からの提示がある場合、一度は交通事故専門のアズールにご相談ください。一緒に違う未来を切り開いてみませんか。