脛骨・腓骨の骨折で12級7号を取得、1360万の賠償金を獲得した事例

こんにちは、弁護士の中原です。今回は交通事故で、脛骨(けいこつ)・腓骨(ひこつ)を骨折し、ひざ関節に後遺症が残ってしまった事例を詳しくご紹介したいと思います。

脛骨・腓骨を骨折した交通事故の状況

すねに骨折を負った交通事故の状況イメージ図
弁護士の介入で14級9号から12級7号へ

千葉県在住のOさん(45歳、男性)は、横断歩道を青信号で歩いていたところ、前方不注意の乗用車にはねられました。Oさんの右足に乗用車のバンパーが直撃し、Oさんは数メートル飛ばされました。

搬送先の病院でOさんは、

  • 右脛骨骨折
  • 右腓骨骨折
  • 右下腿開放性(近位部)骨折

と診断されました。

脛骨(けいこつ)とは、いわゆる「すね」の骨です。ひざから足首にかけて2本の長い骨がありますが、その太いほうです。腓骨(ひこつ)は2本の骨のうち細いほうです。Oさんは、すねの骨のひざに近い部分を骨折しました。

すねの骨は、ひざに近いところを骨折すると、ひざ関節に支障をきたすことがあります。Oさんのひざは動きが悪くなってしまうおそれがありました。

脛骨・腓骨骨折で当初14級9号が認定に

約1ヶ月の入院、その後1年ほどの通院期間を経て、Oさんは症状固定となりました。ところが保険会社に任せたところ、後遺症申請では14級9号という結果でした。

14級9号 局部に神経症状を残すもの

保険会社が行う後遺症申請を、事前認定といいます。今回、結果に納得できなかったOさんから、アズール法律事務所へご相談いただきました。

アズールによる異議申立で12級7号が認定に

アズール法律事務所では、Oさんの資料を詳しく調べることから始めました。すると、後遺障害診断書に可動域についての記載が全くないことが分かりました。また、これだけの大けがであるにもかかわらず、症状固定時付近でMRI画像が撮影されていなかったことも分かりました。そこで、

  • 弁護士が医師に面会し、足の再検査と後遺障害診断書への追記を依頼する
  • 新たに患部のMRI画像を撮影する

の2点を行うことにしました。

当初主治医の先生はあまり協力的ではありませんでしたが、アズールの弁護士による粘り強い姿勢に少しずつ心を動かし、 再検査と画像の撮影に協力してくれることになりました。

正しい検査結果と画像を添えて異議申し立てを行った結果、Oさんは無事に12級7号が認定されました。

12級7号 下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの

12級7号でアズールが獲得した賠償額

12級7号とは関節の動きが悪くなってしまう後遺症です。アズールの弁護士は、Oさんのために満額を勝ち取るべく交渉を続けました。そして、以下のような金額で示談することができました。

項目 相手方提示
(14級)
最終獲得額
(12級)
治療費 160万円 160万円
交通費 8万5000円 8万5000円
入院雑費 3万3000円 4万5000円
休業損害 40万円 100万円
入通院
慰謝料
98万円 160万円
逸失利益 45万円 637万円
後遺障害
慰謝料
40万円 290万円
合計 186万3000円 1360万円

※過失割合は考慮しておりません

正しい後遺障害等級と賠償金を獲得するためには専門家へ

12級という後遺障害等級は、14級と違い症状を証明する客観的な資料が必要になるとされています。具体的には、画像や検査結果です。

そのため保険会社に後遺症申請を任せると、正しい等級にならず低い等級で示談を迫られることになる恐れがあります。

アズール法律事務所では、電話相談を無料でお受けしています。結果がおかしいと感じたら、ぜひ交通事故専門の弁護士にご相談ください。


*本事例は、被害者の方の特定を避けるため一部内容を変更して記載しました。