バイク事故で親指切断、再接着術後も可動域制限が残り賠償金2800万獲得

親指切断に至ったバイク事故の状況

秋田県在住のNさん(事故当時22歳、男性)は、友人のバイクに同乗中、事故にあいました。同乗中の事故だったため、Nさんに過失はありませんでした。Nさんは事故時かなりの衝撃を受け、左手を地面とバイクに挟まれてしまいました。衝撃で左手の拇指(親指)が半分取れた形になってしまいました。

Nさんは急きょ病院に搬送され、親指を接着するための手術が行われることになりました。親指の再接着手術自体は順調に終わることができました。たまたま手術をしていただいた医師が、高名な方だったのが幸いしました。

事故直後の医師の診断は、下記のとおりでした。

  • 左拇指切断
  • 左下腿擦過創

長期間の治療ののち、親指が曲がらない状態に

Nさんの親指は、くっつきはしたものの、やはり完全にもと通りにはなりませんでした。事故から約1年8カ月ほどでNさんは治療をやめ、症状固定となりました。Nさんの最終的な後遺症は下記のとおり診断されました。

  • 左拇指知覚・可動域制限
  • 左下腿炎症後色素沈着

この「可動域制限」とは、指が曲がらなくなることをいいます。

具体的にNさんの左手の親指は、IP関節(親指の先っぽの部分の関節)が半分ほどしか曲がらなくなっていました。親指という大事な指に障害が残ったNさんは将来に不安を抱え、アズール法律事務所に相談をいただきました。

弁護士による的確な申請で後遺障害10級7号に

アズール法律事務所では、ご依頼をいただいたすべての事件について「被害者請求」を行っています。

被害者請求」はすべての資料をアズールが用意して申請を行うわけですから、かなりの手間がかかります。しかし、その分丁寧な資料集めができ、また有利な資料も示すことができます。相手方の保険会社に任せる「事前認定」では、相手方の思うとおりの申請しか行われないため、取れる等級も取れなくなってしまうのです。
Nさんについても、アズールでの的確な「被害者請求」により、10級7号の等級を獲得することができました。

大学生の逸失利益についての争い

Nさんの等級認定後、さっそく相手方との金額の交渉を始めました。当初、アズールで損害額を計算し相手方に提示しましたが、相手方の返答は厳しいものでした。何度もやり取りを重ね、金額も徐々に上がって行きましたが納得できるものではありませんでした。「逸失利益」の点で合意ができなかったのです。

最終的には裁判となりましたが、結果としてこちらの要求に近い額が認定されました。当初の保険会社の提示金額に比べ1600万円も増加させることができました。

後遺障害10級7号の逸失利益・慰謝料額など

項目 慰謝料・保険金額
治療費 367万9886円
入院雑費 3万1500円
通院交通費 9万4360円
文書料 5400円
入通院慰謝料 170万円
逸失利益 1812万7654円
後遺障害慰謝料 500万円
合計 2863万8800円

弁護士が入るメリットとは?

交通事故で弁護士が入るメリットは次の2点です。

  • より高い等級の獲得
  • 逸失利益など、争いのある金額の交渉

本当におかしな話だと思うのですが、同じ症状なのにきちんとした申請を行わないときちんとした等級が取れないのです。これは長年弁護士をやっていて実感する事実です。また、最終的な保険金についても、保険会社のいうことは絶対に信じてはいけません。

「これが弊社基準でお出しできる最大限です」このような保険会社の担当者のいうことをうのみにしてはいけません。大手だからとか、そんなことは全く関係ありません。

実際に弁護士が入ると、ほとんどすべての事案で保険金は上がります。何も知らないまま示談するより、一度は弁護士に相談されることをお勧めいたします。