ひじ関節の後遺症で12級6号、約1300万円の慰謝料・保険金を獲得した事例

こんにちは。弁護士の中原です。今回は、交通事故でひじ関節に後遺症が残り、後遺障害12級6号を取った被害者の方についてお話ししたいと思います。

交通事故でひじ関節をケガした状況

S県在住のTさん(38歳、男性)は、国道を自転車で走っていたところ、左折しようとした自動車に巻き込まれ、道路に倒されてしまいました。Tさんは倒された衝撃で両腕のひじを強く打ってしまいました。Tさんは直ちに救急車で搬送され医師の治療を受けられました。

体全体に衝撃を受けたTさんのケガは以下のとおりでした。

  • 左モンテジア骨折
  • 左上腕骨外顆骨折
  • 右第10肋骨骨折

「モンテジア骨折」とは、腕の2本ある骨の一つが脱臼し、もう一つの骨が骨折している状態をいいます。「上腕骨外顆(じょうわんこつがいか)骨折」とは、腕の先の部分の骨を骨折することをいいます。

12級6号(ひじ関節の後遺症)に認定されたが上級目指してご相談

Tさんは1週間ほど入院したのち退院しました。その後、11か月ほど通院されてから症状固定となりました。結果的にTさんには、左ひじ関節が曲がらないという後遺症が残りました。

症状固定後に後遺障害等級の申請をしたところ、結果は12級6号でした。

12級6号でよいか、迷った場合は専門家に相談するのも一つの方法

12級6号を認められたというものの、Tさんには迷いがありました。さらに上の等級を目指せるのではないか、という迷いでした。また、相手方の保険会社から金額の提示も受けていたのですが、その金額が正しいのかどうかもよく分かりませんでした。

そこでTさんは、弁護士に客観的に正しいかどうかを相談することにしてみることにしました。

アズール法律事務所で検討したところ、等級についてはこれ以上は難しいが、金額についてはまだまだ増額できるということが分かりました。家族もいたTさんは、正当な金額を受け取るためにアズール法律事務所にご依頼いただくことになりました。

12級6号における金額の交渉ポイント

金額の交渉ですが、保険会社のペースに乗らないためには、やはり被害者側からしっかりとした金額を提示していくことが重要です。

しかしTさんの保険金の交渉は難航を極めました。それは過失割合と逸失利益(将来得られなくなった減収分のこと)の両方に争いがあったからです。

裁判も考えましたが、家族もいるTさんも早期解決を望まれていたこともあり、最終的には合理的な範囲内での示談となりました。

12級6号(ひじ関節機能障害)で獲得した保険金

項目 賠償額
治療費 78万9353円
入院雑費 1万8000円
入院交通費 2万4230円
後遺障害診断書作成料 1万800円
入通院慰謝料 160万666円
後遺障害慰謝料 290万円
逸失利益 780万7886円
合計 1315万935円

※表中では過失割合を考慮しておりません

等級をすでに取得済みの方が弁護士に依頼するメリットとは?

この事例のように、すでに等級は取ったが、弁護士に依頼するメリットとしては、次の2つが重要です。

  • 上級の等級が取れないか、きちんと検討
  • 等級取得済みの場合、ほとんどの事例で金額が上がる

弁護士に依頼すると「すぐ裁判になるのでは?」「裁判に巻き込まれるのはイヤだな」という印象をお持ちの方もいらっしゃいます。しかし上記の2点についてきちんとした手続きを踏めば、必ずしも裁判になるとは限りません。スムーズに交渉を進めることも可能です。

まずは一度、交通事故に精通した弁護士に相談し、新たな未来をのぞいてみることから始めませんか。


*本事例は、被害者の方の特定を避けるため一部内容を変更して記載しました。