腱板断裂で12級6号、約1300万円の慰謝料・保険金を獲得した事例

今回は、交通事故で右肩の腱板(けんばん)を断裂し、肩の動きが悪くなってしまった方の事例をご紹介しようと思います。

腱板断裂とは

腱板(けんばん)というのは、肩と腕の骨をつないでいる腱のことです。

腱板を断裂すると、腕が上がらなくなったり動きが悪くなってしまうという症状がおこります。腱板の断裂は、交通事故などで肩を強打したときによく起こるケガの一つです。

今回の被害者の方は、後遺障害の申請では12級6号という等級が認められ、最終的に約1200万円という賠償金を獲得しました。

腱板断裂のケガを負った交通事故の状況

東京都在住の在住のSさん(47歳、女性)は、バイクで片側一車線の道路を走行中、道路沿いの店舗駐車場からいきなり道路に進入してきた自動車に跳ね飛ばされました。

Sさんは搬送先の病院で、

  • 右肩腱板断裂
  • 右肩関節挫傷
  • 右ひじ挫傷
  • 右ひざ挫傷

と診断されました。

後遺障害の申請時期をいつにするかが非常に重要

Sさんにご依頼いただいたのは、事故から7ヶ月ほどたった頃のことでした。治療は続けているものの、交通事故にあったのは初めてでこの先がご不安とのことで、アズール法律事務所にご相談されました。ご依頼人が何に困っていて、どういう症状で苦しんでおられるのか、まず弁護士はご依頼人とまっすぐに向き合い詳しくお話をうかがうことにしました。

お話から、

  • 事故から半年経ったが肩の痛みはあまり回復していないこと
  • 肩の関節の可動域は、リハビリを継続することで徐々に広がってきたが最近は変化がなくなってきていること
  • 事故直後に撮影されたMRI検査で、腱板の断裂がはっきりと写っていること

が分かりました。

弁護士は、上記の内容から、後遺障害等級12級6号に該当する可能性があると判断しました。事故から半年以上経っているのに痛みがほとんどなくなっていないこと、リハビリをしても最近は可動域に変化が失くなってきていることから、これ以上治療を続けていても、改善は望めない時期に来ていると判断したのです。

そこで弁護士は主治医の先生と面会をし、詳しく話をうかがいました。すると主治医の先生も同意見であり、これ以上よくなる見込みがないため症状固定にするとのことでした。

アズールによる後遺障害申請で12級6号を獲得

そこで弁護士は、主治医の先生に依頼し、後遺障害診断書を作成していただき、後遺障害等級の申請をおこなうことにしました。

後遺障害診断書というのは、お体に残った後遺障害の内容について主治医の先生に詳しく記入していただくものですが、この診断書の記載内容は非常に重要です。ここにどういった内容が記載されるかで、等級が変わってくることも十分にあり得るからです。

正しい内容を記入していただいた後遺障害診断書と画像を提出して後遺障害等級申請を行った結果、Sさんには無事に12級6号が認定されました。

腱板断裂(12級6号)でアズールが獲得した賠償額

等級が決まったことで、加害者側の保険会社との交渉が始まりました。いつものように保険会社の強い抵抗にあいましたが、最終的に以下の金額で示談することになりました。

項目 賠償額
治療費 70万円
交通費 1万2000円
その他費用 2万円
休業損害 120万円
入通院慰謝料 116万円
逸失利益 700万円
後遺障害慰謝料 290万円
合計 1299万2000円

※過失割合は考慮しておりません。既払い金を含みます。

正しい後遺障害等級と賠償金を獲得するためには専門家へ   

12級という後遺障害等級は「他覚所見」が必要とされています。
この「他覚所見」というのは、分かりやすく言えば後遺障害の内容を証明する証拠のようなものです。具体的には、画像や検査結果です。
画像を撮影してもらう時期や回数、どのような検査や測定が必要か、などについては専門家にご相談ください。特に後遺障害診断書の内容については、専門知識を持った弁護士が内容を確認することで正しい等級を獲得できる可能性が高まります。

交通事故の被害にあわれた方は、お体の痛みだけでなく、将来の見通しなど数多くの不安にさらされていらっしゃることと思います。

アズール法律事務所では、交通事故被害者の方からの電話相談を無料でお受けしています。ご不安や疑問を感じたら、ぜひ交通事故専門の弁護士にご相談ください。