小指の中節骨骨折で13級6号の後遺障害、1300万以上の賠償を獲得した例

小指の中節骨を骨折した事故の状況

滋賀県在住のNさん(事故当時29歳、男性)は、自転車で走行中に事故にあいました。停車中の自動車のドアがいきなり開いたため完全には避けようがなかったといいます。ヘルメットをかぶっていたため頭や体はにはケガはなかったのですが、小指を強く車のミラーに引っかけ骨折してしまいました。Nさんは事故現場からすぐに救急車で病院へ搬送され手術を受けました。

医師の診断を受けたところNさんのケガは、

  • 右第5指中節骨骨折

でした。「中節骨」とは、指の先から見て2番目の骨のことをいいます。

交通費なども支払われず、保険会社に不満を持った

Nさんはもともと自動車販売店の従業員でしたので、保険会社の担当者とも話をしたことがありました。しかし今回の事故では、保険会社の担当者に強く不信感を持ちました。事情をきちんと話しても、非常に対応が悪かったからです。通院するための交通費や休業損害についてもかなり激しいやり取りがあったそうです。

Nさんは次第に保険会社とのやり取りに疲れ、アズール法律事務所にご相談いただきました。ご依頼後はアズール法律事務所が保険会社と交渉し、交通費や休業損害については支払われることになりました。

13級6号等級認定のポイント

半年ほど経ち、症状固定時期となりました。

小指の骨折では、関節が曲がらなくなってしまう後遺症が残ることがあります。小指が曲がらなくなった場合、「1手のこ指の用を廃したもの」として「13級6号」の後遺障害等級になります。ただ、小指の関節といっても3種類あり、そのどれをどのように主張していくかで結果に大きな違いが出ます。等級の申請にあたっては、弁護士による「被害者請求」がとても大事になってきます。

Nさんについても、後遺障害診断書や医師との面談など十分に対策をしてから被害者請求をしました。結果Nさんには13級6号が認められました。

逸失利益について期間をどうするかの争い

等級認定後、さっそく相手方との交渉を始めました。

問題となったのが逸失利益です。13級6号は明白な後遺症です。にもかかわらず相手方は逸失利益の支払いを渋りました。小指の不自由さは5年ぐらいで治ってしまうという暴論を振りかざしたのです。

とても納得できる内容ではなかったので、やむを得ず裁判になりました。こちらからさまざまな書類を提出し主張した結果、裁判官による説得もあり、最終的には満足いく逸失利益を得ることができました。

後遺障害13級6号の慰謝料・保険金

項目 獲得金額
治療費 102万5866円
通院交通費 5万215円
文書料 5400円
入通院慰謝料 124万円
逸失利益 965万6523円
後遺障害慰謝料 180万円
合計 1377万8004円

弁護士を入れること大きなメリット

弁護士を入れるメリットはざっくり言うと

  1. 等級の獲得
  2. 逸失利益など争いのある金額の交渉

です。

正当な等級の獲得には、申請を被害者請求で行う必要があります。
ただし、被害者請求では被害者にできる限り有利な診断書や意見書を提出しなければなりません。専門的な領域になります。

また、実際の金額交渉についても専門的な知識が必要です。知識がないまま交渉すると、それこそ保険会社の思うつぼです。保険会社に言いくるめられ、低い金額のまま示談してしまうことになります。

Nさんの例は、等級獲得と実際の金額交渉について弁護士がかなり役に立った例だといえます。


*本事例は、被害者の方の特定を避けるため一部内容を変更して記載しました。