首の圧迫骨折で11級7号、約1500万円を獲得した事例

今回は交通事故で首(頚椎)の骨を圧迫骨折し、後遺症が残ってしまった方の事例をご紹介しようと思います。

首の骨折というとビックリされるかもしれませんが、交通事故では非常に多い症状として知られています。歩行中の方やオートバイの方に限らず、車の中にいても猛スピードで加害車両が追突してきたような場合には、首の骨を骨折することが珍しくありません。

今回のご依頼人は、首(頚椎)の6番目の骨を圧迫骨折し、後遺症の申請では11級7号という等級が認められ、最終的に約1500万円という賠償金を獲得しました。

首(頚椎)を圧迫骨折した交通事故の状況

群馬県在住のYさん(40歳、男性)は交差点で横断歩道を青信号で歩行中、脇見をしていた左折車にはね飛ばされました。Yさんはあまりの痛みに起き上がれず、周囲の通行人が呼んでくれた救急車で、すぐに病院へ搬送されました。

そして搬送先の病院で、

  • 頭部打撲
  • 頚椎捻挫

と診断されました。ところが、Yさんはあまりに強い痛みだったため、単なる打撲や捻挫という診断に違和感を覚えていました。

事故直後から弁護士が全面的にサポート

Yさんにご依頼いただいたのは、事故から1週間ほど経ったころでした。交通事故にあったのは初めてでどうしていいかわからない、本当に捻挫なのか不安だ、そこでアズール法律事務所にご相談いただくことになりました。

弁護士は、Yさんから詳しくお話をうかがうことから始めました。詳しくお話をうかがうと、

  • 首(頚椎)に強い痛みを訴えておられること
  • レントゲン撮影しかされていないこと

が分かりました。弁護士はレントゲン撮影しかされていないことが気になりました。

そこで弁護士は、主治医の先生と面会しご本人が首に強い痛みを訴えていることを説明した上で、MRIの撮影を依頼しました。そして撮影画像を調べてもらったところ、頚椎の6番目の骨(C6)に異常が見つかりました。結果、Yさんの傷病名は第6頚椎圧迫骨折となりました。

弁護士による後遺症申請で11級7号を獲得

Yさんは強い痛みと向き合い通院を続けましたが、7ヵ月ほど経過したころ治療が終了しました。そこで弁護士は、主治医の先生に後遺障害診断書を作成していただき、後遺症の申請に移ることにしました。

11級7号を認めてもらうには、痛みを含めて評価してもらうことが非常に重要です。後遺症の等級は、認定票という紙面で被害者に通知がくるのですが、

  • 痛みを含めて11級7号に該当する

という内容が記載されていることが望ましいのです。痛みがあることを根拠に、交渉を有利に進めることができるからです。

正しい内容を記入していただいた後遺障害診断書と画像を提出して後遺症申請を行った結果、Yさんには無事に痛みを含めて11級7号が認定されました。

頚椎圧迫骨折(11級7号)で今回獲得した賠償額

等級が決まったことで、加害者側の保険会社との交渉が始まりました。11級7号という等級に対して、保険会社は逸失利益を支払おうとしません。逸失利益というのは、交通事故で後遺症が残ってしまったとき、後遺症のせいで減ってしまう将来の収入のことをいいます。「圧迫骨折で変形があっても、仕事に支障はありませんよね?」というのがいつもの保険会社の口グセです。

今回も保険会社の強い抵抗にあいましたが、Yさんに強い痛みが残っていることを粘り強く訴え、最終的に以下の金額で示談することになりました。

項目 アズールによる獲得額
治療費 90万円
交通費 3万2000円
その他費用 4万円
休業損害 120万円
入通院慰謝料 150万円
逸失利益 800万円
後遺障害慰謝料 420万円
既払 93万2000円
合計 約1494万円

正しい後遺障害等級と賠償金を獲得するためには

11級7号という後遺障害等級は、保険会社が正当な保険金を支払おうとしない等級の一つです。アズールでは11級7号を扱った多くの経験をもとに、正当な逸失利益を獲得すべく全力を尽くしています。また、後遺症の申請についても、専門知識を持った弁護士が内容を確認することで正しい等級を獲得できる可能性が高まります。

交通事故の被害にあわれた方は、お体の痛みだけでなく、将来の見通しなど数多くの不安にさらされていらっしゃることと思います。アズールでは、電話相談を無料でお受けしています。ご不安や疑問を感じたら、まずは一度交通事故の専門家に相談してみませんか。新しい未来が見えてくると思います。