頚椎骨折で首に可動域制限、8級2号で保険金2500万を獲得した事例

弁護士の中原です。今回は歩行中の事故で首を骨折・意識不明となり入院された方が後遺障害等級8級2号を獲得し、示談解決するに至った事例をご紹介いたします。

頚椎骨折に至った事故の状況

秋田県在住のWさん(51歳、男性)は、交差点で横断歩道を歩行中、左折車に巻き込まれる形で跳ね飛ばされました。Wさんは数メートル飛ばされ、頭部と首を強打しました。Wさんは事故の衝撃で意識を失い救急搬送され、緊急手術が始まりました。

病院での診断の結果は、

  • 頚椎破裂骨折
  • 急性呼吸不全
  • 頭部打撲

というものでした。

頚椎(けいつい)というのは、首の骨のことです。Wさんは首に大きなダメージを負いました。Wさんの首には、固定術が施されました。具体的には、後頭部から首にかけてワイヤーで固定され、金属の棒が何本も挿入されました。ほどなくしてWさんは意識を回復したものの、約50日もの間、入院することになりました。

頚椎骨折で入院中にアズールへご依頼

Wさんからご相談を受けたのは、事故から1ヶ月ほど経ったころでした。Wさんは、治療を続けていくうち保険会社とのやり取りに疲れ果てたといいます。また、なかなか良くならない自分の体についても大きな不安を持ちました。

そこで今後の見通しについて知りたい、また保険会社との交渉を任せたい、ということでアズール法律事務所にご依頼いただくことになりました。

頚椎骨折による固定術が施されたまま症状固定へ

退院後も治療に専念したWさんですが、事故から約7ヵ月後、これ以上良くならないと診断され治療は終了、症状固定となりました。

後頭部や首の痛みに加え、手の痺れや全身のだるさは残ったままでした。金属棒とワイヤーで固定された首は、レントゲン画像で見ると痛々しく、今までのように首を自由に動かすことは到底できない状況でした。

Wさんの頚椎には、重い運動障害が残ってしまったのです。

破裂骨折の後遺障害(運動障害)で8級2号

症状固定となったことで、弁護士は後遺障害の申請手続きを開始しました。この申請手続きの事を被害者請求といいます。正しい等級を獲得するためには、後遺障害の内容が正しく書面(後遺障害診断書)に記載されている必要があります。そこで、弁護士は、主治医の先生に面会し、後遺障害診断書の作成に同席させてもらうことにしました。

自賠責が定めているせき柱(頚椎)の運動障害についての等級は、以下の2つとなります。

6級5号 せき柱に著しい運動障害を残すもの
8級2号 せき柱に運動障害を残すもの

8級2号の運動障害に該当するためには、頚部の可動域が参考可動域角度の2分の1以下に制限されている必要があります。弁護士の同席する中、正しく頚部の可動域が測定され、後遺障害診断書に正しい数値を記載していただくことができました。

その結果、被害者請求により、無事に8級2号が認定されました。

8級2号を獲得した場合の賠償額は?

無事に等級が認定されたことで、保険会社との示談交渉が始まりました。交渉は厳しいものでしたが、弁護士の粘り強い交渉と正当な根拠を提示しての説得により、保険会社に下記のような金額を全面的に認めさせることに成功しました。               

項目 アズールによる獲得額
治療費 500万円
入院雑費 7万6500円
交通費 2万5000円
文書料 1万800円
休業補償 70万円
入通院慰謝料 155万円
逸失利益 1450万円
後遺障害慰謝料 830万円
合計 3016万2300円
既払額 500万円
最終支払額 2516万2300円

 

正しい等級認定を受け、正当な賠償を受けるには専門家へ依頼を

正当な保険金を獲得するには、どうすればいいのでしょうか。

それは、

  • 後遺障害等級を正しく認定してもらうこと
  • 専門知識のある弁護士に依頼すること

の2点に尽きるといえます。後遺障害等級の正しい認定のためには、専門知識のある弁護士に依頼するのが最善の方法です。

アズールは、皆さまの盾となり、また防波堤となります。保険会社の提示について、少しでも疑問を感じたりおかしいと感じたときは、交通事故に精通した弁護士のいるアズール法律事務所へ是非ご相談ください。