後遺障害等級13級の慰謝料、すぐわかる4項目|交通事故弁護士
1 後遺障害等級13級の慰謝料、5つの基準
後遺障害慰謝料ですが、最初に3つの基準があることを知る必要があります。
その3つの基準とは、
- 自賠責保険における慰謝料
- 任意保険における慰謝料
- 弁護士基準における慰謝料
の3つです。
このうち
自賠責保険<任意保険<弁護士基準
の順で慰謝料額が高くなることが多いです(過失相殺を除く)。
自賠責保険における後遺障害等級13級の慰謝料額・相場
自賠責保険とは、法律で定められている強制加入保険です。自動車損害賠償補償法という法律に規定されています。
自賠責保険における慰謝料額
後遺障害等級13級:57万円
任意保険における後遺障害等級13級の慰謝料額・相場
任意保険は、自動車を運転する方が任意に加入する保険です。
任意保険における慰謝料額は、各任意保険会社の社内で決められており公表されていません。したがっていくらなのかは、実際に被害者に提示された慰謝料から推測するしかありません。実際にアズールが交渉してきた感覚では、ほとんどが上記の自賠責基準での支払いとなっていることが多いです。
弁護士基準における後遺障害等級13級の慰謝料額・相場
弁護士基準における慰謝料額は、裁判で争われた事案を基に保険会社に提示するものです。
各事案の特殊性にもよるので一概にいくら、ということはいえませんが、おおよその相場というものがあります。これまでに争われてきた裁判例を基に形成された相場です。
弁護士基準における慰謝料額
後遺障害等級13級:約180万円
2 後遺障害等級13級の慰謝料の判例
さいたま地方裁判所・平成24年5月11日判決
13級2号(眼球運動障害に伴う複視)の50歳男性につき、本人分180万円分を認めた。
ちなみにこの事件では、弁護士が介入することで1000万円近い金額が支払われています。高額事例では必ず弁護士を入れるべき例だといえます。
項目 | 後遺障害13級6号の慰謝料・保険金額 |
---|---|
治療費 | 21万3924円 |
入通院慰謝料 | 80万円 |
逸失利益 | 683万8869円 |
後遺障害慰謝料 | 180万円 |
合計 | 965万2793円 |
3 後遺障害等級の取り方、正当な金額の獲得に向けて
13級の保険金を受け取るには2つのことをクリアする必要があります。
- 13級の後遺障害等級を取ること
- 取った13級に基づいて正当な金額を受け取ること
まず、きちんとした上級の等級を獲得するにはどうすればよいのでしょうか。
もちろんよい医師にかかることも必要です。しかし、やはり後遺障害等級の申請をしっかりやるということがかなり重要になってきます。後遺障害等級の申請は、弁護士が行う被害者請求で申請することが重要です。
被害者請求について知りたい場合はこちら→ 被害者請求とは?6つの段階で知る
さらに、実際に等級をとってからが示談交渉の本番です。上記の弁護士基準はあくまで裁判を前提に交渉する必要があります。弁護士が交渉した場合、保険会社も裁判を避けるために一定の妥協案を出してくる可能性が高くなります。
4 アズールで実際に交渉した13級の事例を紹介
下記にアズールで実際に獲得した13級の事例をご紹介いたします。参考までにご覧ください。
→ 13級6号 小指の中節骨骨折で1300万円以上の賠償を獲得した例

1 | 治療中の方の後遺障害等級獲得 |
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2 | 等級獲得後の保険金増額(慰謝料・休業損害など) |
3 | 死亡事故の保険金・慰謝料増額 |
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