死亡交通事故の慰謝料等を1億円以上獲得した事例【北海道】

保険会社が誠意を示す、その唯一の道は、きちんとした対応。そして保険金の支払いです。しかし保険会社は、裁判で過失割合をいきなり主張するなど遺族の感情を逆なでするような行動を平気でとります。こういった保険会社の不当な主張に対抗するには、普段から交通事故裁判に慣れている弁護士に依頼し、しっかりとした主張を行う必要があります。

このページでは、実際に起きた事故から保険会社の対応や弁護士を介入させるメリットをご紹介します。※本事例は、被害者の方の特定を避けるため一部内容を変更して記載しています。

北海道で起きてしまった死亡事故の状況

北海道で、平成22年に死亡事故が起きました。被害者の方は道路の左側を歩行中に、後方からトラックに追突されました。事故の原因は相手方の操作ミスでした。被害者の方はまだ若く、遺族の悲しみは相当なものでした。

被害者のYさんは事故後すぐに救急車で病院に搬送されました。しかし全身を強く打ったため、救急車の到着時点ですでに心肺停止状態でした。病院に到着後、医師により死亡が確認されました。

医師による診断は

  • 頭蓋骨骨折
  • 脳挫傷
  • くも膜下出血
  • 多発性肋骨骨折
  • 右心弁裂開
  • 肺挫傷
  • 左頚骨骨折

という大変重いものでした。

弁護士が北海道まで出張してご相談

Yさんには奥様、ご両親がいらっしゃいました。

奥様はご主人が突然お亡くなりになったショックで精神的に不安定になり、仕事も退職せざるを得ませんでした。また被害者のYさんは若かったため、ご両親の心痛も大きいものがありました。奥様やご両親は、保険会社と交渉する気力を失っており、電話もしたくないということで、弁護士へのご依頼を考えられました。

ご相談いただいたアズール法律事務所では、実際に弁護士が北海道まで出張し、お話を伺いました。アズール法律事務所では、重大事故については状況等の確認のため、弁護士が実際に現地に赴いてご相談を受けるようにしております。

保険会社が提示した慰謝料等の検討

刑事裁判が終わり、保険会社から慰謝料などの賠償についての提示がありました。

ここで知ってほしいのが、どんなに大手の保険会社でもまともな保険金を払おうとはしない、ということです。ご本人が交渉している段階では、必ずといっていいほど低い提示がされている、という事実です。

今回は交渉の最初から弁護士が入っていましたが、当初はYさんのご遺族に提示された金額は低いものでした。いろいろと交渉しましたが、金額が金額だけに決着は付きませんでした。最終的には訴訟となりました。

死亡事故の慰謝料など裁判で問題となった点

今回の裁判で問題となった点は、下記の点です。

  • どこまで慰謝料を認めるか?
  • 収入をどう計算するのか?
  • 過失割合をどうするのか?

「慰謝料」については、亡くなったご本人に加え、ご遺族の慰謝料も認めてもらえました。

「収入をどう計算するのか?」については、現実的に得ていた収入を基礎とすることで決着が付きました。

「過失割合」については、保険会社の言い分はひどいものでした。裁判になる前は過失割合など何も言っていなかったにもかかわらず、裁判になるといきなり被害者の過失割合を主張し始めました。ひどい話ですが、こういった後出しジャンケンのような主張は保険会社の得意とするところです。しかし弁護士の頑張りにより、被害者の過失割合はない、と認めてもらいました。

訴訟の結果、弁護士の主張が大幅に認められ、最終的な賠償額は1億円を超えるものとなりました。(自賠責保険金含む。)

Yさんに認められた死亡賠償金

項目 Yさんの死亡保険金
亡くなったご本人の慰謝料 3000万円
ご遺族の慰謝料 400万円
治療費 3万7880円
入院雑費 1500円
交通費 5万2000円
葬儀費等 250万円
逸失利益 7549万4539円
合計  1億1208万5919円

保険会社の不当な支払い拒絶に対抗していきます

死亡事故については、ご遺族の無念は大きいものがあります。保険会社は、表面上は低姿勢ですが、結局は払い渋ります。遺族にはとてもつらい現実です。

保険会社が誠意を示す、その唯一の道はきちんとした対応、そして保険金の支払いです。しかし保険会社は、裁判で過失割合をいきなり主張するなど遺族の感情を逆なでするような行動を平気でとってきます。こういった保険会社の不当な主張に対抗するには、普段から交通事故裁判に慣れている弁護士に依頼し、しっかりとした主張を行う必要があります。

親しい方が亡くなった場合、亡くなった方の無念を晴らすためにも、まずは一度交通事故専門弁護士にご相談いただければと思います。我々も日々研鑽を重ねて亡くなった方の無念を晴らすお手伝いをしていきたいと考えております。