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CTとは?MRIとは?交通事故の後遺症認定に必要な画像について

こんにちは、弁護士の中原です。
皆さんはCTやMRIといった単語を耳にされたことがあるでしょうか。どちらも体の内部を見ることのできるものだけど、詳しくは知らないという方は多いと思います。
そこで今回は、交通事故や病気、怪我をしたときに撮影されるCTとMRIについて、分かりやすく説明したいと思います。

CTとは

CT(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)とは、エックス線を用いて輪切りの画像を撮影する検査です。ドーナツ状の機械の中に体を入れ、撮影します。特に骨折や肺の描出に優れた能力を発揮します。

MRIとは

MRIMRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)とは、エックス線ではなく強い磁石と電磁波を使って体内の状態を描写する検査です。同じくドーナツ状の機械の中に体を入れ、撮影します。特に脳や神経といった軟部組織に優れた能力を発揮します。

CTとMRIを比較してみましょう

写真をご覧いただくと、両方とも同じような機械であることがわかります。CTは薄いドーナツ、MRIは厚いドーナツといった感じでしょうか。

そして一番の違いは撮影方法で、CTはエックス線、MRIは磁気を用いて撮影するという点です。まずは両者を簡単に比較した表を作ってみましたのでご覧ください。

 

CT

MRI

撮影原理

エックス線

磁気

放射線被ばく

あり

なし

撮影時間

短い(5~10分)

長い(30分~60分程度)

得意部位

骨の描出、肺、など

脳、脊髄、関節、など

長所

緊急処置を要する疾患の検査に適している(時間が短いから)

空気を含む臓器の描出に優れる

骨の描出に優れる

本体も撮影費用も安い

軟部組織がよくわかる

神経がよく見える

炎症の程度や発症時期が分かる

骨の中の組織の状態がわかる

短所

被ばくする

造影剤の使用量が多い

椎間板・靭帯・半月板といった軟部組織は写りにくい

ペースメーカーが入っている方は検査が難しい

検査時間が長いため、閉所恐怖症の方は難しい

体内に金属が入っている方も難しい

音がうるさい

本体も撮影費用も高い

いかがでしょうか。表をご覧いただくと、それぞれに長所・短所があることがわかります。

CTはやはりレントゲンと同じで、放射線被ばくするという点がデメリットになるでしょう。しかし撮影時間が短いため、緊急の処置を要する疾患の検査に適しているなど、メリットもあります。

MRIは被ばくがないという大きなメリットがありますが、30分以上もうるさい音の中でじっとしていなければならない、ペースメーカーを入れている方は撮影が難しいなど、デメリットもあります。

また、それぞれ撮影部位に得意な箇所と不得意な箇所があることから、実際の臨床現場では、けがや疾患の状況に応じて、CTとMRIの両方を使い分けていくというやり方がとられています。

交通事故の後遺症の認定の場面で判定に使われることが多いのはMRIです。そこで、ここからはMRIの話をすすめていきたいと思います。

MRI撮影に適した体の部位は?

先ほどお話しした通り、CTとMRIにはそれぞれ得意部位と不得意部位があります。

そしてMRI撮影に適した部位は、軟部組織(筋肉や腱、靭帯など)や神経です。また、脳や脊髄、関節なども非常によくわかります。

交通事故で非常に多い症状の頚椎捻挫や腰椎捻挫、脊髄損傷などについては、MRIは必須と言っても言い過ぎではありません。靭帯や半月板損傷といった軟部組織についても、後遺障害の有無を判断する上で非常に重要な証拠画像となります。

MRIの撮影時期について

MRIはいつ撮影すべきでしょうか。

これはなるべく早めに撮影するべきだといえます。事故から時間が経ってしまうと、受傷直後の一番酷い状態の画像が手に入らないことになります。可能な限り早めに撮影してもらうのがいいでしょう。ただ重症な方の場合、上の表でご説明したように、MRIを撮影している場合ではない、というケースもあります。一分一秒を争う救急患者さんに、長々と30分以上もの間撮影をしている余裕はない、というわけです。

こういったケースの場合、やはり容体がある程度落ち着いてからの撮影ということになると思います。最終的には主治医の判断になりますが、撮影時期は早いに越したことはないといえます。

MRIを誰に撮影してもらう?

次にMRIを撮影してもらおうと思っても、通っている病院にMRI検査装置が置いてない場合があります。MRI検査装置というのは非常に高額で、本体の値段が5億円以上、場合によっては数十億円かかるものもあります。このため街中の小さい病院や整形外科ではMRIは置いていません。

では通っている病院にMRIが置いていない場合はどうしたらいいのでしょうか? それは、病院の医師にMRIを撮ってくれる病院への紹介状を書いてもらうことです。その紹介状を持って、MRI検査装置が置いてある病院へ行き、MRIを撮影してもらうのです。

MRIの撮影費用を誰が支払う?

MRIの撮影費用は高額です。一度の撮影で数万円、保険を使っても1万円ほどかかったりすることが多いです。この撮影費用は誰が払うことになるのでしょうか。

基本的には、加害者側の保険会社が支払います。ただ、治療終了間近で治療費が高額になっている場合など、担当者が出し渋りをすることがあります。保険会社が払わない場合は、保険を使って自費で撮影するなどの方法を取らねばなりません。

画像についてご不明な際はアズール法律事務所へご相談を

交通事故で後遺症が残ってしまった場合、その後遺症が何級に該当するのかを調べてもらうことになります。その際に重要になるのが、他覚所見の有無になります。
他覚所見とはつまり、画像に異常が写っているかどうか、画像で異常が確認できるかどうか、ということです。
自賠責で正しい等級を認定してもらうためには、MRI撮影は必須であるといえるでしょう。

上記のようにCTとMRIについてご説明してきましたが、実際に通院中の方にとっては、ご不安なことも多々あろうかと思います。

  • 画像を撮影してほしいのに主治医に断られてしまった
  • 画像をどこで撮影してもらえばいいのか分からない
  • 費用を保険会社が出してくれるかどうか不安だ

など、お困りの際にはアズール法律事務所へご相談ください。解決の道を一緒に探っていきましょう。

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<p>私も以前交通事故にあって苦しんだことがあります。どうしてよいのか、昔はインターネットもない時代でちゃんとした知識も得ることができませんでした。</p>
<p>今はインターネットで様々な知識が得られます。このサイトも、交通事故の被害者の方々に、こんな事実があります、こんな方法がありますということをお知らせしたくて作りました。</p>
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