交通事故の被害にあったら、どうしたらよいでしょう?
多くのひとにとっては初めてのことなので戸惑うことと思います。
事故発生から慰謝料・保険金を受け取るまでは通常、半年から1年以上かかります。まずは全体の流れを確認して、注意すべきことを確認しておきましょう。
目次
交通事故発生
交通事故にあってケガをされた場合は、必ず警察を呼んでください。警察を呼ばなかったり、呼んでも人身事故扱いではなく、物損事故扱いにすると、後で慰謝料・保険金が出なくなることがあります。
ドライブレコーダー等による写真やビデオがある場合は決定的な証拠になりますので、必ず残しておいてください。
また目撃者がいる場合は、必ず連絡先を聞いておくことが重要です。
治療(入院・通院)
通院や治療は、基本的には病院で行うことが大事です。整骨院に通院する場合は、必ず医師の同意書や紹介状を取ることをおすすめします。
きちんと治療しないと後で後遺障害等級を取れなくなることがありますので、しっかり通院してください。
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交通事故の治療費について気をつけるべき7つのポイント
症状固定
ある一定の期間通院され、医師からこれ以上は回復しないといわれることがあります。これが症状固定の時期です。
また、保険会社から「症状固定なので治療費を打ち切りたい」という話が出る場合があります。事故から半年くらいの場合が多いと思います。
症状固定以降は「後遺障害」として扱われ、保険会社からの治療費等は支払われなくなります。
そのほかにも注意すべきことがいくつもありますので、できるだけ弁護士に相談することをおすすめします。
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等級認定
症状固定のタイミングで医師に「後遺障害診断書」の作成を依頼します。後遺障害診断書・それまでの治療経過・弁護士の意見書などをもとに、加害者の加入する自賠責保険に申請を行います。申請から結果が出るまで、おおよそ3ヶ月程度かかります。
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示談交渉
等級の結果が出てから任意保険会社との慰謝料・保険金の話が始まります。まずは弁護士による精査を経て、保険会社との交渉の元となるたたき台を作り、任意保険会社に提示します。これから2~3ヶ月ほどの交渉を経て、実際に示談となることが多いです。
示談成立
保険会社との交渉を経て、納得のいく保険金が出れば示談成立となります。
ただ、どうしても納得できない場合は裁判をすることになりま す。実際に裁判ということになると、期間は1年以上かかることが多いです。
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